LXDE は軽量な造りだがシステム・パッケージも最小限、追加のパッケージが必要となる場合が多い。
Numlock パッケージの追加
sudo apt-get install numlockx
自動起動設定 (Lubuntu を例とした場合)
~/.config/lxsession/Lubuntu/autostart にエディタにて
@numlock on
を記述する。
Synaptic 及びクイック検索ボックスのインストール
sudo apt-get install synaptic apt-xapian-index
sudo update-apt-xapian-index -vf
他のディストリに LXDE セッションを追加した場合、メニューから起動できないことがある。
その時には下記のデスクトップファイルを ~/.local/share/applications に作成する。
[Desktop Entry]
Categories=GTK;Utility;Synaptic;
Comment[ja]=
Comment=Synaptic
Exec=gksu synaptic-pkexec
GenericName[ja]=
Icon=synaptic
Name[ja]=Synaptic
Name=Synaptic
StartupNotify=true
Terminal=false
Type=Application
LXDE 関連システム・パッケージ一覧
gpicview: 軽量画像ビューワ
lxappearance: GTK+ アプリケーションのテーマ、アイコン、フォントを設定するためのユーティリティ
lxappearance-obconf: LXAppearance で Openbox を設定するためのプラグイン
lxde-common: 異なる LXDE コンポーネントを統合するためのデフォルト設定
lxde-icon-theme: LXDE のアイコンテーマ
lxdm: 軽量ディスプレイマネージャ
lxinput: LXDE のキーボードとマウスを設定するためのプログラム
lxlauncher: ネットブック向けランチャ
lxmenu-data: freedesktop.org のメニュー仕様に適応させるためのファイルのコレクション
lxmusic: 軽量 XMMS2 クライアント
lxpanel: LXDE 用デスクトップパネル
lxrandr: スクリーンマネージャ
lxsession: シャットダウン、再起動、サスペンドをサポートした X11 用セッションマネージャ
lxsession-default-apps: アプリ関連、自動起動などをサポート
lxtask: 軽量タスクマネージャ
lxterminal: 軽量ターミナルエミュレータ
menu-cache: 自動的に LXDE のメニューを生成するデーモン
openbox / obconf: 軽量で、規格に準拠し、カスタマイズ性の高い、歴史的に LXDE と共に使われてきたウィンドウマネージャ
pcmanfm: デスクトップへの統合を提供する LXDE 用軽量ファイラ
必要に応じインストールする。
追加する GNOME / Xfce4 パッケージ
sudo apt-get install gedit gnome-screenshot thunar
Gqrx / Gnuradio 起動に必要な追加パッケージ
sudo apt-get install pulseaudio
通常 Compiz を組み込む際 ~/.config/lxsession/Lubuntu/desktop.conf に下記のように記述する。
windows_manager/command=compiz --replace ccp
初期値 windows_manager/command=openbox
アクセサリーなどの自動起動をスクリプトを作成して行う方法。
/home/$(whoami)/.conky 並びに /home/$(whoami)/.scripts の隠しフォルダにスクリプトファイルを設置した例とする。
#!/bin/sh
#
# startup.sh
#
/home/$(whoami)/.conky/conky-startup.sh &
/home/$(whoami)/.scripts/variety.sh
variety 固有の起動スクリプト
#!/bin/sh
#
# variety.sh
#
sleep 5
sh -c "/opt/extras.ubuntu.com/variety/bin/variety || /usr/bin/variety || /opt/variety/bin/variety"
作成後 startup.sh スクリプトを ~/.config/lxsession/Lubuntu/autostart に加筆する。
@numlock on
@/home/$(whoami)/.scripts/startup.sh
Cairo-Dock は上記が通用しないので /etc/xdg/autostart に下記 desktop ファイルを作成する。
[Desktop Entry]
Name=Cairo Dock
Comment=Cairo Dock
Icon=cairo-dock.svg
Exec=cairo-dock -o
Terminal=false
Type=Application
X-GNOME-Autostart-Delay=25
LXDE はマウスドラッグによるランチャーの簡易な登録はできない。
デスクトップファイルを作成してメニューに追加するなど面倒な作業が必要となる。
軽量がウリだが、簡略化ゆえ必要なパッケージなどを追加する手間を考慮すると面倒なディストリである。
だが、KDE / MATE に移行するには都合の良いディストリである。
Lubuntu 14.04 LTS をベースとした Zorin OS 9 Lite がシステムパッケージが充実かつトラブルが少ない。
参考サイト
https://archlinuxjp.kusakata.com/wiki/LXDE